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「黒薙駅」を降りると、「
黒薙温泉」を登る山道の階段が。雨の日は、右横のトンネル軌道を抜けて行くらしいですが、本日は山道のコースのみ。山道は登り百段、下り三百段程の過酷なコース。もう汗でびっしょりになりながら、心細い山道を歩いていくのです。こんなところに、旅館なんてあるのか??

山道の途中は土砂崩れの箇所あり、岩清水噴出す場所ありと、なかなかひやひやな場面にも出くわしながら、見えてきました。谷底の河原のそばにポツンとある一軒宿を。

汗水たらして山道を下ると、見えてきました。「黒薙温泉旅館」。
鄙びた一軒宿。まさしくイメージ通り。
数名の管理人だけが経営するホントに鄙びた一軒宿でございます。

山荘の旅館はたまに荒れていたり、入るのをためらうような不気味な建物だったりするんですが。。ここは、最近建替えられたか、割に小奇麗。自炊も可能。但し部屋は何もなく、テレビはBSしか見れません。

さてさて、料理は・・・
山菜中心のこちらもまた質素な料理。しかし豪華とは行かないまでも、ここまでくれば鄙びた温泉に来たなあという感じがします。

さて!!。ここが大事。
温泉!!。鄙びた温泉!!。
宇奈月温泉を選択しなかったのは、実は泉質が黒薙温泉と全く同じだから。というのも、宇奈月温泉の源泉が、ここ黒薙温泉。
ここの湯量は計り知れない量。ここの源泉だけで、宇奈月の全ての温泉をまかなっていて、ここの温泉に余る湯は捨てているというからこれまた贅沢。源泉は熱いため水を入れて冷ますものの、完全源泉かけ流しの温泉。さて、大露天風呂へ。


お気づきかもしれませんが、ここは、遮るものは全くありません。
温泉はただひとつ。つまり、ここは混浴温泉だったりします。
宿泊者は時間帯によって、女性専用の時間を設けていますが、日中の時間帯は混浴しかありません。しかしここまでくれば裸な付き合い。
遮るものがないため、夜は満天の星空の元、星観風呂なんてことも可能。これが大発見のところです。夜は天の川も肉眼で見れるほどの星に出会えます。この開放感に、全てのストレスは一気に放出されるでしょう。

女性専用露天風呂(時間帯に応じて、男性専用風呂)もあります。天女の湯と称されるこちらの露天風呂は、崖に設けされたスリリングな温泉。峡谷に面していて見事な風景。吊橋から対岸に渡れますが、安全のため、途中までしかいけません。
昔、加賀藩によって発見されて以来、秘湯として息づいてきたこの温泉。今では、富山から電車、トロッコを乗り継いで約2時間でつきます。魚津からは一時間半。特にバスも使わず、意外と交通至便。便数も多いので日帰り浴も可能です。
探せば、秘湯と呼ばれるところは点在するんですよねー。

おまけ。
対岸の川岸に野生のサルの集団が降りてきました。
その数ざっと20匹。
まだ、露天風呂には入っていないということなのでご安心を。
ちなみに、午後9時にはこの温泉旅館は完全消灯。不気味な静寂に包まれます。。。